税理士試験シリーズ「簿記論」!
このシリーズでは、税理士試験の「簿記論」で押さえておきたい内容を
「できる限り簡潔に」お伝えしていきます。
「簡潔に」を追求するメリットは、
重要な論点を何度も見返すことができ、知識が身に付く・定着すること。
今回は、記念すべき第1回目として「現金・預金」を取り上げます!
当サイトのモットーである「シンプルに・分かりやすく」を大切に
要点を読みやすくまとめた内容にしており
スキマ時間を利用した学習にも最適です。
ぜひご活用くださいね!
現金・預金の種類とは
現金・預金に分類される勘定科目として、
・現金
・小口現金
・当座預金
・普通預金
などがあります。
簿記上、現金勘定で処理するもの
・受取小切手
・配当金受領証
・公社債利札(利払日が到来したもの)
これらの通貨代用証券は、現金勘定で処理します。
当座預金と当座借越
銀行と当座借越契約を結ぶことで、当座預金の残高がなくても、借越限度額まで小切手を振り出すことができます。
これを「当座借越」といいます。
二勘定制とは
二勘定制では、
当座預金座高がプラスのときは「当座預金」勘定(資産)。
当座預金残高がマイナスのときは「当座借越」勘定(負債)で処理します。
一勘定制とは
一勘定制では、
当座預金と当座借越を一括して「当座」勘定で処理します。
「当座」勘定の借方に残高があるときは、当座預金の残高。
「当座」勘定の貸方に残高があるときは、当座借越の残高を表します。
当座預金勘定と銀行預金の残高が一致しないときの処理
不一致の原因によって、修正仕訳が必要なものと必要ないものがあります。
当座預金勘定の修正仕訳が必要な不一致の原因は次のとおりです。(主なもの)
・未渡し小切手
(銀行から小切手を振り出したが、まだ支払先に渡していない)
⇒当座預金勘定を加算
・振込未記帳
(銀行に振込があったが、振込通知を受けていないため、まだ記帳していない)
⇒当座預金勘定を加算
・引落未記帳
(銀行から引落があったが、引落通知を受けていないため、まだ記帳していない)
⇒当座預金勘定を減算
・誤記帳
(記帳内容の誤り)
⇒反対仕訳で消去し、正しい記帳を行なう
おわりに
次回は、手形勘定についてお伝えする予定です。
学習を継続するためには、「がんばらないこと」も大切です。
力を抜いて、一緒にたのしく学習していきましょう~!
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