税理士試験シリーズ「簿記論」。
第17回は、「のれん」の会計処理を確認します。
今回の記事では、「のれん」を計上した後の償却の処理を中心に見ていきます(簡単です)。
では、はじめましょう!
※ 組織再編時に行なう「のれん」計上額の算定については、組織再編の回で改めて確認することとします。
この記事でわかること
「のれん」とは
企業が他の企業を合併などで取得したとき、
取得した企業の「資産-負債」(時価) を
対価として交付した現金など の額が上回っているときは、
その差額を
「のれん」(無形固定資産)の勘定科目で計上します。
「のれん」の償却方法
「のれん」は、20年以内の、その効果の及ぶ期間にわたって
原則として定額法により償却します。
(仕訳例)
借 方 | 貸 方 |
のれん償却額 〇〇円 | のれん 〇〇円 |
なお、「のれん」の金額に重要性が乏しいときは
「のれん」が発生した事業年度の費用とすることができます。
おわりに
いかがでしたか?
償却の計算自体はとても簡単なので、ここはざっと確認して次にすすみましょう。
次回は、固定資産の減損会計を取り上げます。
引き続き、ぜひご活用くださいね。
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