【税理士試験/簿記論】基礎編⑰ 無形固定資産(3:のれん)

税理士試験シリーズ「簿記論」

第17回は、「のれん」の会計処理を確認します。

今回の記事では、「のれん」を計上した後の償却の処理を中心に見ていきます(簡単です)。

では、はじめましょう!

※ 組織再編時に行なう「のれん」計上額の算定については、組織再編の回で改めて確認することとします。

この記事でわかること

「のれん」とは

企業が他の企業を合併などで取得したとき、

取得した企業の「資産-負債」(時価) を

対価として交付した現金など の額が上回っているときは、

その差額を

「のれん」(無形固定資産)の勘定科目で計上します。

「のれん」の償却方法

「のれん」は、20年以内の、その効果の及ぶ期間にわたって

原則として定額法により償却します。

(仕訳例)

借 方貸 方
のれん償却額
〇〇円
のれん
〇〇円

なお、「のれん」の金額に重要性が乏しいときは

「のれん」が発生した事業年度の費用とすることができます。

おわりに

いかがでしたか?

償却の計算自体はとても簡単なので、ここはざっと確認して次にすすみましょう。

次回は、固定資産の減損会計を取り上げます。

引き続き、ぜひご活用くださいね。

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この記事でわかること