【税理士試験/簿記論】基礎編① 現金・預金について

税理士試験シリーズ「簿記論」

このシリーズでは、税理士試験の「簿記論」で押さえておきたい内容を

「できる限り簡潔に」お伝えしていきます。

「簡潔に」を追求するメリットは、

重要な論点を何度も見返すことができ、知識が身に付く・定着すること。

今回は、記念すべき第1回目として「現金・預金」を取り上げます!

当サイトのモットーである「シンプルに・分かりやすく」を大切に

要点を読みやすくまとめた内容にしており

スキマ時間を利用した学習にも最適です。

ぜひご活用くださいね!

この記事でわかること

現金・預金の種類とは

現金・預金に分類される勘定科目として、

・現金

・小口現金

・当座預金

・普通預金

などがあります。

簿記上、現金勘定で処理するもの

・受取小切手

・配当金受領証

・公社債利札(利払日が到来したもの)

これらの通貨代用証券は、現金勘定で処理します。

当座預金と当座借越

銀行と当座借越契約を結ぶことで、当座預金の残高がなくても、借越限度額まで小切手を振り出すことができます。

これを「当座借越」といいます。

二勘定制とは

二勘定制では、

当座預金座高がプラスのときは「当座預金」勘定(資産)

当座預金残高がマイナスのときは「当座借越」勘定(負債)で処理します。

一勘定制とは

一勘定制では、

当座預金と当座借越を一括して「当座」勘定で処理します。

「当座」勘定の借方に残高があるときは、当座預金の残高。

「当座」勘定の貸方に残高があるときは、当座借越の残高を表します。

当座預金勘定と銀行預金の残高が一致しないときの処理

不一致の原因によって、修正仕訳が必要なものと必要ないものがあります。

当座預金勘定の修正仕訳が必要な不一致の原因は次のとおりです。(主なもの)

・未渡し小切手

(銀行から小切手を振り出したが、まだ支払先に渡していない)

⇒当座預金勘定を加算

・振込未記帳

(銀行に振込があったが、振込通知を受けていないため、まだ記帳していない)

⇒当座預金勘定を加算

・引落未記帳

(銀行から引落があったが、引落通知を受けていないため、まだ記帳していない)

⇒当座預金勘定を減算

・誤記帳

(記帳内容の誤り)

⇒反対仕訳で消去し、正しい記帳を行なう

おわりに

次回は、手形勘定についてお伝えする予定です。

学習を継続するためには、「がんばらないこと」も大切です。

力を抜いて、一緒にたのしく学習していきましょう~!

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この記事でわかること